２００６年２月の「現代画報」の表紙は、広島県、西國寺の豆まきの風景でした
。

節分の豆まき、とっくに終わってしまいました。各地の寺社仏閣でも、いろんな
節分行事があったことでしょう。鬼追いとか、追儺式（ついなしき）とかいうも
のですね。

豆をまくときの掛け声は「鬼は外、福は内」がスタンダードですが、有名な成田
山などは「福は内」しか言いません。

不動明王様がお守りになる境内に、鬼などいるわけないので、鬼追いをする必要
はない、ということだそうです。

かと思うと、いろんなところで追われた鬼を仏教の力で改心させようと、「福は
内、鬼も内」というところも結構、多いそうですね。
これは鬼も受け入れてあげよう、という日本人のやさしい一面が表れているよう
に思います。


さて、「福は内」のみの成田山新勝寺の節分行事。毎年必ずニュース映像が流れ
る、日本一有名な節分行事の風景です。

毎年、力士が豆まきに加わりますが…。今年は、先ごろ引退を表明した横綱が豆
をまくはずだったのが欠席。

品格問題など何かと物議をかもした横綱。今回の不祥事は、暴行事件ということ
で、引退にも追いこまれる事態になりました。
福は内！というわけにはいかなかったようですね。




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