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大阪府警は、昨年1年間の府内の「少年非行情勢」を発表しました。14歳未満の触法少年の
最非行率が低下し、刑法犯で摘発・補導された少年は9039人で前年比6.9パーセントと減少
しました。一方で、大麻の所持などの摘発は過去最高の40人に上り、低年齢化が進行してい
るそうです。大阪府警少年課は「非行や犯罪被害の状況は依然厳しい」と話していました。

少年課によると、刑法犯で摘発された少年は全国で東京都に次いで多く、このうち触法少年
は2131人。前年比6.9パーセント減で28年連続の全国最多でした。独自策として、臨床心理士
などの資格をもと警察職員が触法少年と面談して、助言する特別指導を行った結果、再非行率
が3.3パーセント下がって11.9パーセントとなり、刑法犯少年の減少につながりました。

そして大麻取締法違反容疑で摘発された少年は、なんと10年前の10倍で前年比13人増えたとい
うのです。18歳未満が13人に倍増、前年ゼロの15歳は3人という人数なのです。昨年11~12月、
府立高校内で大麻を売買するなどしたとして、男子生徒3人が逮捕されるというニュースもテ
レビで取り上げられていました。

以前、雑誌「現代画報」でも薬物に関する記事が取り上げられていたように思うのですが、
まだまだこれからの年齢の学生でも簡単に薬物が手に入る世の中になってしまったと思うと
恐ろしくもあり、悲しくもあります。今の学生に、大人が注意するという状況がすっかりなく
なったと思うのです。昔は近所の人や知らない人でも学生がよくないことをしている現場を
見ると注意していたものですが・・・。以前のテレビ番組で、ほとんどの大人が「注意をする
と後で何をされるかわからない」「怖い」とインタビューに答えていたのを覚えています。

未来のある学生、そんな年齢で警察沙汰になると将来を棒に振ることになるのではないでしょ
うか。私は、そう思うのですが・・・。


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