大阪に住んでいる人であれば、多くの人が知っている有名人だと思います。
チャンバラトリオのメンバー、南方英二さんが2月26日、肝硬変のため大阪府の病院で
亡くなられました。77歳という若さでした。

南方さんは東映に入社後、時代劇の切られ役をこなしたそうです。1963年に結成した
「チャンバラトリオ」で「かしら」の愛称で親しまれて、大きな扇子で顔をはたく「ハリ
センギャグ」など時代劇風のコントが人気を博しました。上方漫才大賞や上方お笑い大賞の
金賞も受賞されました。そして、北野武監督の「ソナチネ」など映画にも出演し、俳優と
しても活躍した人でした。

南方さんの葬儀・告別式は2月28日、大阪府内で営まれました。チャンバラトリオのメンバー
志茂田高也さん、元メンバーのゆうき哲也さん、漫才師の宮川大助さんら約60人が参列故人
と遺族の意向もあって明るく送り出されたということです。

棺には代名詞だった小道具の「ハリセン」のほか、大好きだった競輪の車券が納められたと
いうことです。命日から「2」と「6」を組み合わせたそうですが、最後の勝負は的中しません
でした。

私は子供の頃、チャンバラトリオの真似をして画用紙や新聞を使ってハリセンをよく作りま
した。その時代、多くの子供がハリセンを作っていたのではないかと思います。私の中では、
俳優の南方さんというよりも、お笑いの南方さんの印象のほうがとても強く残っています。
私が子供の頃のチャンバラトリオは4人組でした。子供から大人までの幅広い年齢層に愛され
た人だと、私は思います。心からご冥福をお祈りします。


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